2008-01-01から1ヶ月間の記事一覧

甲斐田監督ロッテルダム滞在記【第2.5弾!】

先日からお届けしておりますロッテルダム国際映画祭の会場の写真も届きましたので、アップします! 本日31日、ロッテルダムでの最後の上映がありましたので、近日中にそちらのレポートもお知らせいたしますー! 楽しそうで熱気が伝わるロビー! 【その時、渋…

ロッテルダム国際映画祭にて2

甲斐田祐輔監督から、ロッテルダム国際映画祭滞在記の第2弾が届きました!!まずは、同席したプロデューサー米山氏からのお便りです。今日 1月28日(月)は、『砂の影』が初めてお客様に向けて上映される、記念すべき WORLD PREMIERE の日。映画祭開催期間…

アニメーション作家山村浩二さんに、教えて8ミリ!

今回は、アニメーション作家である山村浩二さんのアトリエにお伺いいたしました。シネカノン有楽町2丁目で今週末まで上映中の『カフカ 田舎医者』で、今年の毎日映画コンクールの大藤賞を受賞されました! そんな山村さんは、学生時代からアニメーションや…

ロッテルダム国際映画祭にて1

甲斐田祐輔監督から、ロッテルダム国際映画祭滞在記の第1弾が届きました!! いきなりですが、ロッテルダム。 薄暗い夕景の中、車に揺られて向かってます。さっそくセンターでidカードを。 長体がかった自分の顔を首にかけ、空港から一緒になった ミズヨシ監督…

光石研さん

主人公ユキエが住む古びたアパートの大屋を演じていただいたのは、光石研さんです。 光石さんについて、もう説明する必要はありませんね。最近でも、青山真治監督『サッド・ヴァケイション』やペンエーグ・ナッタアルナーン監督『インビジブル・ウェーブ』、…

米村亮太朗さん

ユキエの幻影のような恋人・玉川を演じたのは米村亮太朗さんです。米村さんは、演劇ファンの皆さんには、もうお馴染みですね。『愛の渦』で第50回岸田戯曲賞を受賞した三浦大輔さんが主宰する劇団ポツドールの看板俳優であり、第5回公演以降、ほぼすべての公…

ARATAさん

ユキエを愛する会社の男性、真島を演じていただいたのは、ARATAさんです。 ARATAさんのプロフィールは、こちらから。 http://www.jungle-tokyo.com/member/arata.html ユキエは会社ではまったく目立たないように過ごしています。それには、ひとつの理由があ…

江口のりこさん

『砂の影』の主演は、江口のりこさんです。 タナダユキ監督『月とチェリー』、長崎俊一監督『闇打つ心臓 Heart.beating in the dark』などでは主演、その他にも井筒和幸監督『パッチギ!』、大九明子監督『恋するマドリ』、藤田容介監督『全然大丈夫』など多…

初日舞台挨拶!!

『砂の影』公開初日である2/2(土)21:15より 渋谷ユーロスペースにて監督、出演者による舞台挨拶を行います!!2/2(土) 21:15の回の上映前 登壇ゲスト(予定)*甲斐田祐輔監督、江口のりこさん、米村亮太朗さん、光石研さんこの機会をお…

SWITCHで紹介されました!

本日は、たむらまさきさんの撮影論が映画美学校で開催されました! お越しいただきました沢山の方々、ありがとうございました。撮影論の詳細は、近日中に写真入りでアップできたらと思います。 そして、 1/20に発売されたSWITCHに『砂の影』の紹介が載っ…

パンフレットについて。

公開まであと2週間をきりました! 今日は、劇場で販売されるパンフレットについて。今、表紙を入れて36ページという読みごたえたっぷりのパンフレットを作っています。 写真は、まだ印刷に入れる前のプリントアウトしたものです。パンフレットには、 映画…

たむらまさき・撮影論

1/22(火)に映画美学校第一試写室にて、『砂の影』上映記念公開講座「たむらまさき・撮影論」が開催されます。映画美学校の生徒さんだけでなく、一般の方もご参加いただけますので、是非いらして下さい!! 『砂の影』上映記念公開講座「たむらまさき・撮影論…

シングル8

このブログでは、今までにも8ミリのカメラや、フィルムについてご紹介してきましたが、今日はフジフィルムが開発したシングル8についてご紹介します。というのも、先日原將人監督にお会いする機会があり、そのとき原監督が持っていらしたのが、ふたつのシ…

教えて8ミリ!

前回の越川氏インタビューでは、映画への情熱と飢餓感を抱えた学生時代から、 当時感じていた原点を彷佛とさせた『闇打つ心臓』との再会などを伺うことができました。 今回は、その思いが原点となって企画された『砂の影』の現場のお話を伺いたいと思います…

渡邊琢磨さん(COMBOPIANO)

『砂の影』のサウンドトラックを手掛けたのは、渡邊琢磨さん(COMBOPIANO)です。渡邊さんは、1975年生まれ。高校卒業後、米国へ留学、作曲を学びました。帰国後、青柳拓次(リトルクリーチャーズ/KAMAAINA)が主催していたレーベル、SIGN OFF(MIDI CREATI…

菊池信之さん

菊池信之さんは、1968年より小川プロダクションに所属。制作助手などを経験したのち82年より録音担当となり、小川紳介監督『ニッポン国古屋敷村』(82)、『1000年刻みの日時計 牧野村物語』(87)等の作品を手掛けました。 フリーとなって以後は、佐藤真監…

8mm映画の音

ご存知のように、8mmカメラはシンクロカメラではありません。簡単に言えば、撮影時にはシャッター音がするのと、モーターの回転スピードが安定しないため等の理由があります。ですから、昔は大抵の場合、8mm映画の音はアフレコでした。「…感覚としては、スチ…

[教えて8ミリ!]プロデューサー越川氏インタビュー

プロデューサーである越川道夫さんに、『砂の影』を8ミリで撮影することになった経緯を、越川さんの映画との出会いを伺いつつインタビューします。 ある作品との再会がなければ8ミリでなかったかもしれない、越川さんにとっての浜松での学生時代の飢餓感が…

新しいチラシです!

今日は、一足早く『砂の影』の新しいチラシをお届けします! 今週末からユーロスペースほか、都内で配布されます。江口のりこさん演じるユキエの恍惚な顔が素敵ですよね。

たむらまさきさん

このブログには、既に何度も登場されていますが、今回の撮影は、たむらまさきさんです。 ご存知の方も多いとは思いますが、1939年、青森県生まれ。岩波映画を経て、小川紳介監督『日本解放戦線・三里塚』(70)でシネマトグラファーとなりました。以後、『三里…

BEAULIEU 6008S

『砂の影』の撮影の前半を支えてくれたカメラBEAULIEU 6008S です。このカメラをクランクイン前から、撮影のたむらまさきさんと助手の橋本彩子さんにお渡しして、いろいろいじっていただきました。テスト撮影もやってみました。実際にKODAK VISION2 500Tを使…

早速ですが、告知です!!

1月22日(火)に映画美学校にて 今回『砂の影』で初の全編8ミリ撮影をされた、 たむらまさき氏による公開講座を開催します! <公開講座/詳細> 『砂の影』上映記念公開講座 たむらまさき・撮影論 1/22(火)19:00〜 映画美学校第一試写室 上映作品(…

『砂の影』宣伝担当のTが飛び入り書き込みいたします。

このブログを読まれている方の中には、 8ミリって、他の映画と何が違うの? 8ミリを使うことでどんな映画になったの?などと 素朴な疑問をもたれている方もいらっしゃると思います。 80年代生まれの私も、なんとなく雰囲気では感じれるものの、 学生時代…

KODAK VISION2 500T

これが、今回の撮影に使われた8mmフィルムKODAK VISION2 500Tです。 以前にも書きましたが、このフィルムは、カラーネガフィルムです。撮影したフィルムをアメリカの現像所に送り、現像の終ったネガフィルムをイマジカでネガテレシネして、デジタルβカムに変…

予告編をアップしました!

『砂の影』の公式HPに、イントロダクション、ストーリー、キャストプロフィール、監督プロフィール、スタッフプロフィール、予告編など各コンテンツをアップしました! 予告編は、出来たてのホヤホヤです。 画像が乱れるようなところがありますが、これは本…

私は8mmと出会いました。

金曜日に発売された「ぴあ」1/10号の“いち早”で、『砂の影』が紹介されています! こんな感じです!! さて、下のスチールはNIKON R10で撮影中のたむらまさきカメラマンです。後ろは、撮影助手の橋本彩子さん。 たむらさんは、8mmでの撮影が初めてとのことでし…

NIKON R10 スパーズーム

さて、今回は全編8mmフィルムでの撮影です。下のスチールは、今回の撮影の後半で大活躍したカメラ NIKON R10 スパーズームです。 1973年から1980年頃まで製造されていたハイアマチュア用の機種です。高倍率の明るいズームレンズをはじめ、全域マクロ、逆転撮…

すべては夜から生まれる

すべては、あのカフェからはじまった…。 甲斐田祐輔監督の初劇場公開作品『すべては夜から生まれる』は、二人の男が夜のカフェで出会う所から始まります。ひとりは、売れない俳優の山形。もうひとりは画家である上原。山形は、上原の妻である綾と、日常の倦…

RAFT

甲斐田監督の作品は、静謐な映像の中に、登場人物たちがその内側に抱えるささいな感情の揺れを、繊細に掬いとり、一本の映画として紡ぎあげて行きます。『RAFT』では、ある仕事のために集められた三人の男たちの出会いと別れまでを、淡々とした箱を山の上に…

甲斐田祐輔監督について

甲斐田祐輔(かいだ ゆうすけ)監督は、1971年生まれ。 96年に、リトルクリーチャーズ主催で、port of notes等8組のアーティストの共演が彩る『sign off from amadeus』を監督。ドキュメントな8分30秒の作品で、撮影、編集もすべて1人でこなしました。 この…