ARATAさん

sabaku_m2008-01-25

ユキエを愛する会社の男性、真島を演じていただいたのは、ARATAさんです。



ARATAさんのプロフィールは、こちらから。
http://www.jungle-tokyo.com/member/arata.html



ユキエは会社ではまったく目立たないように過ごしています。それには、ひとつの理由がありました。
真島は、彼女に特別な匂いを嗅ぎ、彼女を愛するようになります。
しかし、幻影のような恋人・玉川との蜜月を望むユキエにとって、真島の強いアプローチは、彼女が守っている世界を壊しかねないものだったのです…。
真島の彼女へのアプローチは独特です。
ストーカー一歩手間とも言っていいかもしれません。
ARATAさんは、それをとても純粋な、そして率直な愛情表現として演じました。
そして、時折感情を爆発させる真島。
脚本では少し風変わりな男に見えた真島は、ARATAさんが演じると、自分が抱いた感情に正直な男性に見えてくるのが不思議です。
現場でも、この難しい役をとても楽しそうに演じていました。



8mmでの撮影ということに興味を持って、作品に参加してくれたARATAさん。
撮影のたむらさまさきさんとは、青山真治監督『シェイディーグローブ』以来の顔合わせでした。

撮影中、8mmカメラが回っている音がする。その音の中で演じるのが新鮮だった、とARATAさんも江口さんもおっしゃっていました。今のカメラは同時録音で撮るために静かですから、シャッター音が鳴る中で演じることは、ほとんどありません。
カメラの音が、演技に何か影響を及ぼしているかもしれません。