渡邊琢磨さん(COMBOPIANO)

sabaku_m2008-01-17


砂の影サウンドトラックを手掛けたのは、渡邊琢磨さん(COMBOPIANO)です。

渡邊さんは、1975年生まれ。高校卒業後、米国へ留学、作曲を学びました。帰国後、青柳拓次(リトルクリーチャーズ/KAMAAINA)が主催していたレーベル、SIGN OFF(MIDI CREATIVE)からアルバム”SALBLAKEY"をリリース、コンボピアノとしての活動が始動させます。コンボピアノは現在も続く、渡邊琢磨さんの音楽的アイディアを具体化するプロジェクト名なのです。
その後、レコード会社を移籍(EWE INC)し、本格的に活動を開始。さらに渡邊さん自身がプロデュースするレーベル、sycamore recordsをスタートさせます。NYに渡り、アストル ピアソラなどのプロデューサーとして知られる、キップ・ハンラハンとのコラボレーションによるアルバムを次々とリリース、 注目を集めました。
また、内田也哉子さん、鈴木正人さん(Little Creatures)とSIGHBOATというバンドをスタート。映画『10ミニッツオールダー』の為のコンセプトアルバムを菊地成孔さんとのスプリットで制作。
06-7年にかけて、アニメ『Genius Party』(スタジオ4℃)、映画コンナオトナノオンナノコ冨永昌敬監督)の音楽なども手掛ける。海外のアーティストからも高く評価され、共演、協同プロジェクトのオファーも多いミュージシャンです。

この映画のサウンドトラックを作る直前、渡邊さんはピアニストとしてデヴィッド シルヴィアンのワールドツアー(ヨーロッパ、アジア、日本、28カ国をツアー)に参加していました。
このツアーから帰国してすぐに、『砂の影』の音楽にとりかかったのです。

渡邊さんは、これまで16mm短篇『coming and going』『すべては夜から生まれる』などの音楽を担当しています。
甘美な、懐かしい心象風景のようなピアノの曲に、江口のりこさんが演じる主人公ユキエは包まれます。
それは、すでに失ってしまった愛へのレクイエムのように響くことでしょう。

その渡邊さんが、2/6の東京でのライブ(at Super Deluxe)を皮切りに、全国をバンドで行脚します。

2/6 (水) 東京 Super Deluxe http://www.super-deluxe.com
2/7 (木) 鹿児島 Caparvo Hall http://www.caparvo.co.jp
2/8(金) 熊本 Django http://www.k-django.jp
2/9 (土) 福岡 ROOMS http://www.saito-kikaku.co.jp/rooms
2/10(日) 岡山 サウダーヂな夜 http://www.saudadenayoru.com
2/11(月) 神戸 James
2/13(火) 市民活動センター(旧ビーブ・ベースメントシアター)cp@notweb.org

開演時間は会場のホームページ、またはCOMBOPIANOオフィシャルサイト www.combopiano.com をご覧下さい。

2/12には、京都 Tranq Room山本精一さん(Gtr)とのDUOがあります。http://home.att.ne.jp/sun/tranqroom/

また、1/21には横浜のフェリス女子学院大学にて公開講座を行います。講義内容は『映画・舞台音楽論』。学生以外の一般の方も聴講可。16:30からおよそ90分間です。

スチールは、COMBOPIANOとして活動してきた渡邊さんが、初めて本人名義で2/20にリリースするアルバム「冷たい夢、明るい休息」です。


1/22に行われる『砂の影』上映記念公開講座たむらまさき・撮影論」。まだもう少しお席があります。お申し込みは、こちらのメールまで。sunanokage@gmail.com 
詳しくは→http://d.hatena.ne.jp/sabaku_m/20080110/1199980086